JAPA報 Vol.12

軌跡を刻む、未来を描く

\周年記念を成功させる3つのアプローチ – その3/

社内外を巻き込み、段階的に発信する

前回まで、周年記念を未来への投資として活かす考え方や、その意志を伝える「物語」「意味づけ」についてお話ししてきました。今回は、それをどう社内外に伝え、実際に動かしていくかを考えます。

大きな変化を打ち出すとき、一度の発表だけで全員が腹落ちすることは、まずありません。特に周年記念は注目が集まるタイミングだからこそ、一方的な宣言ではなく、時間をかけて理解を深めてもらう工夫が必要です。

社内では、まず「なぜ今なのか」「なぜこの方向なのか」を率直に共有し、意見や不安の声にも耳を傾けること。
トップが決めた方針を「みんなで自分ごとにする」ためには、説明会や対話の場、社内報など複数のステップを用意しておきたいところです。

伝える際は「これにお金を使うなら給料や福利厚生を」といった声も想定しながら説明を用意したいところです。
ただのプロモーションではなく、長期的に会社を強くし、結果的に社員の働きがいを高める投資であることを、丁寧に伝える姿勢が大切です。

社外への発信も同様です。
周年記念を機に「未来への約束」を伝えるなら、ただ華やかなイベントを開くだけでなく、その背景や想いをきちんと言葉にすることが大切です。
プレスリリースや特設サイト、動画メッセージなど、段階的に情報を届ける手段を考えましょう。

大事なのは「段階的に」という視点です。
一度きりではなく、発信を重ねることで信頼が生まれ、期待を形に変えていけます。

周年記念には、2つの大切な要素があります。
「歴史を祝うこと」と「未来を創ること」。
自分たちの原点を見つめ直し、歩んできた道を讃えることで、組織のアイデンティティが強まります。
そして、これからどんな未来を描きたいのかを考え、その実現に向けた行動を選ぶこと。

周年記念をそうした時間にすることでこそ、未来への確かな第一歩を踏み出せるのです。

周年記念に関する
おさえておきたいポイント

祝う姿勢もスマートに
お祝い花のマナー

自社の周年記念を企画するよりも多い、「祝う」タイミング。お祝いの気持ちと敬意をこめても、無作法があると逆効果になってしまうこともありえます。この機会に基本のマナーを振り返ってみましょう。

ふさわしいお花は?
胡蝶蘭をはじめ、華やかで明るい印象のお花や、お祝いにふさわしい花言葉のお花がベター。菊やあじさい、ユリなどは、宗教的な意味や別の意味を含むため、避けるほうが無難です。

立て札にもマナー
立札には、「祝○周年」や、贈り主の名前をしっかりと。記載ミスは絶対NGです。

そもそも「周年」って?
「1、3、5、7年目」などの縁起のよい数字の年や、 「5、10、15年目」などの節目の年が一般的です。

気になるお花の価格帯
法人が贈る場合の相場は、3~8万円といわれていますが、あくまでも一般例。関係が深い方の大切なお祝いでは、20万円以上のお花を贈る事例もあります。

お花を贈る際には、仕入れ力のあるお花屋さんを見つけておくことも大切です。
同じ価格でも、お値段以上にゴージャスで長持ちするお花を手配してくれるお店も。そういうお店をパートナーに持つことが、一番のポイントかもしれません。

今週のトピックス
〈周年記念事業を具体化する3ステップ〉

遂に迎えた周年記念イヤー!気合いを入れ、コストもかけて行ってみた、しかし..「失敗だった」「効果がなかった」こんな話を聞きます。例えば、

一過性で終わった事例
  • パーティを開催したが、その場だけの祭りに終わった
  • 新聞に全面企業広告を出したが、すぐに忘れさられた
周知不足の事例
  • 社員の関心を集めきれなかった
  • 周年を知らない社員もいた
成果が出せない事例
  • 社史を作るも、読まれなかった
  • 記念品を作るも、ただ配って終わった

などなど、結構あるあるです。
うまくいかない理由として、以下が考えられます。

  • 社員や外部会社に「丸投げ」
  • 経営サイドだけで進めてしまう
  • 目標/目的を定めていない

とはいえ、周年記念イヤーは大きなチャンスです!
ブランディング/マーケティング/新規事業進出/未来戦略立案/採用や人材戦略/社会貢献活動など、どの企業にも内在する企業課題の解決に向けたスタートラインとして活用できます!ぜひ周年記念イヤーを有意義に活用して、企業の成長戦略に活かしてください!

今月の名言/銘言

他社のアイデアを発見できて、“感心”
できるか..それがアイデアを出せるかの「はじめの一歩」。人のアイデアに憧れたり、そのマネをしたりしていると、いつも間にか自分のアイデアの芽が出てくる。何よりもまず発見。そして感心と清潔な嫉妬が大事。

by 糸井重里さん

メンバーコラム

長井 伸 Nobuki NAGAI
このコーナーは、JAPAメンバーの自由投稿です。メンバーがリレー式で投稿します

テーマ/一番好きなCM

こんにちは.. 私は広告の仕事を30年以上続けています。そしてこの仕事が大好きです。ところでそんな自分ですが、これまでの人生の中で、記憶に残る大好きな広告(CMやキャッチコピー)というものがたくさんあります。その一つに『ヴァン・ダム主演/ ボルボトラックの CM』があります。
是非〈検索=ヴァン・ダム ボルボ CM〉で動画をご覧になってください。
ワタクシも、人の心の刻まれるようなお仕事をしていきたいと思い、日々精進です。

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